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修繕依頼の管理、Excelで限界を感じていませんか? 受付から完了までの流れを比較

修繕管理業務フローExcel

修繕対応の流れ、整理できていますか?

入居者からの修繕依頼は日常的に発生する業務です。水漏れ、エアコンの故障、鍵の不具合——内容はさまざまですが、どの案件も「受付→判断→手配→対応→完了」という流れを踏みます。

この流れをExcelや紙で回すのと、管理ソフトで回すのとでは、業務の負担がかなり変わってきます。ここでは修繕対応の各ステップを追いながら、それぞれの管理方法でどんな違いが出るかを見ていきます。

ステップ1:依頼の受付と記録

修繕対応は入居者からの連絡で始まります。電話、メール、LINE——連絡手段はさまざまです。

Excelや紙の場合、電話を受けたらメモを取り、あとでExcelに転記します。忙しいときはメモがデスクに埋もれ、転記を忘れることも。「先週お電話したんですけど」と入居者から催促されて初めて気づく、というのは珍しい話ではありません。

管理ソフトの場合、電話を受けながらそのまま入力できます。入力した瞬間に案件が登録され、他のスタッフにも共有されます。「受付」と「記録」が同時に完了するので、転記忘れが起きません。

ステップ2:緊急度の判断

依頼を受けたら、次は対応の優先度を決めます。

  • 緊急(即日〜翌日): 水漏れ、漏電、ガス臭、鍵が開かない、トイレが使えないなど
  • 通常(1週間以内): エアコンの不調、給湯器の調子が悪い、建具の不具合など
  • 軽微(2週間〜1ヶ月): 壁のヒビ、クロスの剥がれ、網戸の破れなど

もちろん、真夏のエアコン故障は「通常」ではなく「緊急」に近いですし、状況で判断は変わります。

Excelや紙の場合、判断基準が担当者の感覚に委ねられがちです。同じ症状でもAさんは「緊急」、Bさんは「通常」と判断する——こうしたばらつきが、対応の遅れにつながります。

管理ソフトの場合、受付時に緊急度を選択する仕組みにしておけば、基準が自然と統一されます。社内で判断基準を決めてシステムに組み込んでおけば、担当者ごとのばらつきを減らせます。

入居者には対応スケジュールを伝えるだけでも安心感がだいぶ違います。何も連絡がないまま放置されるのが、一番不満につながります。

ステップ3:業者の選定と見積もり

症状に合った業者を選んで見積もりを依頼します。相見積もりを取る場合は工程がさらに増えます。

Excelや紙の場合、業者の連絡先リストを別のファイルや名刺ホルダーから探し、電話やメールで連絡します。見積もりが届いたらExcelに転記。複数業者の見積もりを比較するために、別のシートを作ることもあります。

管理ソフトの場合、業者情報がシステムに登録されているので、案件画面から直接選択できます。見積もり金額も案件に紐づけて記録できるので、情報が散らばりません。

ステップ4:オーナー承認と発注

見積もり金額によってはオーナーに承認を取る必要があります。「○万円以上は事前承認が必要」といったルールがオーナーごとに異なることも。

Excelや紙の場合、契約書やメモを引っ張り出して承認条件を確認します。確認を怠ると「勝手に発注された」というトラブルに。承認が降りたかどうかの記録が曖昧になりやすく、「見積もり待ち」の案件が放置されるケースもあります。

管理ソフトの場合、オーナーごとの承認条件を登録しておけるので、案件を開いた時点で承認要否が分かります。金額が基準を超えた修繕を登録した瞬間にオーナーへ承認依頼を自動で飛ばす、といった仕組みも作れます。オーナー側がWeb上で承認・却下できれば、電話やメールのやり取りを待つ時間も短縮できます。「見積もり待ち」「オーナー承認待ち」でフィルタできるので、止まっている案件が一覧で見えます。

ステップ5:工事日程の調整と進捗管理

承認が降りたら業者に発注して日程調整。入居者にも訪問日を連絡します。

Excelや紙の場合、「誰がどこまで対応したか」が見えにくいのが一番の問題です。Excelにステータス列を作っていても、更新を忘れれば実態とズレます。担当者が複数いると、二重で連絡してしまったり、逆に誰も連絡していなかったり。

管理ソフトの場合、案件ごとにステータスが表示され、変更履歴も残ります。誰がいつ何をしたかが追えるので、引き継ぎもスムーズです。入居者向けのページを備えた管理ソフトを選べば、入居者自身が修繕依頼を出したり、対応状況をリアルタイムで確認できるようになります。「いつ直してもらえるんだろう」という不安がなくなり、電話での問い合わせも減らせます。

ステップ6:完了報告と写真記録

工事が完了したら、修繕前後の写真を記録して完了報告をします。

Excelや紙の場合、写真はスマホのカメラロールやPCのフォルダに保存。「あの写真どこだっけ」と探す時間が発生します。物件フォルダに整理する手間もかかります。

管理ソフトの場合、修繕案件に紐づけて写真を保存できます。案件を開けば写真もすぐ確認できるので、探す手間がありません。

写真記録は地味ですが、費用負担の根拠、オーナーへの報告、退去時の原状回復判断、業者への説明——さまざまな場面で役立ちます。「撮っておけばよかった」と後悔するケースは多いので、対応フローに「まず写真を撮る」を組み込んでおくだけで将来のトラブルを減らせます。

ステップ7:費用の仕分けと精算

修繕費用はオーナー負担・入居者負担・管理会社負担の3パターンに分かれます。

  • オーナー負担: 経年劣化による設備故障、配管の老朽化、外壁のひび割れなど
  • 入居者負担: 入居者の過失による破損(窓ガラスを割った、排水口に異物を詰まらせたなど)
  • 管理会社負担: 管理業務上の不備に起因するケース

「経年劣化なのか、使い方の問題なのか」がグレーなケースも多くあります。判断の根拠を記録に残しておかないと、あとから「聞いていない」というトラブルになりかねません。

Excelや紙の場合、修繕管理と収支管理が別々のファイルになりがちです。費用の突き合わせ作業が毎月発生し、オーナー送金の計算にも手間がかかります

管理ソフトの場合、修繕費用がそのまま送金明細に反映されるので、二重入力の手間がなくなります。費用負担の判断根拠も案件に記録できるので、あとからの確認もスムーズです。

修繕費用の負担割合(一般的な傾向)

完了後:記録の蓄積が次に活きる

修繕対応が完了しても、記録の価値はそこで終わりません。

退去精算での活用——「入居中にエアコンの故障があり、オーナー負担で交換済み」という記録があれば、退去時の精算トラブルを防げます。国土交通省のガイドラインでも、経年変化・通常損耗はオーナー負担、入居者の故意・過失は入居者負担という原則が示されています。入居中の修繕記録は、この判断に欠かせません。

故障傾向の把握——「この物件の給湯器、また故障した」。修繕記録が蓄積されていれば、短期間に何度も修理している設備が見えてきます。修理を繰り返すより交換したほうがトータルコストが安いかもしれません。

Excelや紙の場合、数年前の修繕記録を探すのは一苦労です。年度ごとにファイルが分かれていたり、物件ごとにシートが違ったりすると、横断して集計するだけで時間を取られます。

管理ソフトの場合、部屋番号で検索するだけで過去の修繕履歴が時系列で出てきます。設備ごとの修繕回数や累計費用も確認できるので、交換判断の材料がすぐ手に入ります。データがあれば、壊れてから直す「事後対応」だけでなく、壊れる前に手を打つ「予防保全」も可能になります。

まとめ:仕組みで回すか、人で回すか

修繕対応の流れ自体は、Excelでも管理ソフトでも変わりません。変わるのは「各ステップで情報が散らばるか、一箇所にまとまるか」です。

紙やExcelでの管理は、担当者が少ないうちは回ります。ただ、スタッフが増えるほど属人的な運用は破綻しやすくなります。修繕に限らず、Excelでの物件管理全般に限界を感じている方は、管理ツールの切り替えを検討するタイミングかもしれません。管理ソフトを使えば、受付・進捗・履歴が一箇所にまとまり、誰が見ても同じ情報にアクセスできる状態が作れます。

修繕対応のスピードと質は入居者の満足度に直結します。対応が遅れると退去の原因になることも。逆に素早く丁寧に対応すれば長期入居につながります。修繕管理の質は「仕組み」で決まります。


Roomlyでは、修繕依頼の受付から業者手配、費用精算、完了報告までをひとつの画面で管理できます。対応履歴は物件・部屋ごとに蓄積され、写真記録もあわせて保存できるので、過去の記録もすぐに確認できます。機能一覧はこちら

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