契約・更新かしぬし
貸主
賃貸借契約で物を貸す側の当事者。物件オーナー本人であることが多いが、サブリース契約では管理会社が貸主になる。
別名: 賃貸人 / オーナー
貸主の主な義務
- 物件を借主が使用できる状態で引き渡す義務
- 修繕義務(民法第606条)
- 借主の使用収益を妨げない義務
- 賃料増減請求の制限(借地借家法第32条)
修繕義務は重要で、設備故障・水漏れ・雨漏りなど、通常の使用に支障が出る不具合は貸主負担で修繕します。借主の過失で生じた損傷だけが借主負担です。
貸主の主な権利
- 賃料請求権
- 契約解除権(信頼関係破壊時)
- 賃料増額請求権(借地借家法第32条)
- 退去時の原状回復請求権
サブリースの場合の貸主
サブリース契約では、構造が二重になります。
- マスターリース: オーナーが貸主、サブリース会社が借主
- サブリース: サブリース会社が貸主、入居者が借主
入居者から見ると、サブリース会社が貸主です。物件オーナーは入居者と直接の契約関係を持ちません。
大家・管理会社の実務ポイント
- 「オーナー」「家主」「大家」は日常用語、契約書では「貸主」「賃貸人」を使う
- 法人所有物件では法人名が貸主
- 共有物件の場合、全共有者が貸主になる
- 相続後は相続人が貸主の地位を承継する
- 物件売却時は新所有者が貸主の地位を引き継ぐ