退去・原状回復たいきょたちあい
退去立会い
退去日に貸主・管理会社が借主と物件で同席し、損耗状況の確認と原状回復費用の合意形成を行う手続き。敷金返還トラブルの予防に不可欠。
別名: 退去確認
退去立会いの目的
- 物件の損耗状況の確認
- 入居時との比較
- 原状回復費用の合意
- 鍵・付属品の受領
- 退去精算書の説明
立会い時に「ここは借主負担、ここは大家負担」を明確にしておかないと、後日の精算で揉めます。
立会いの流れ
| 順序 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 玄関で全体説明、退去日確認 |
| 2 | 各部屋を順に確認、損耗箇所を写真撮影 |
| 3 | 入居時写真と比較 |
| 4 | 借主負担箇所のリストアップ |
| 5 | 原状回復費用の概算提示 |
| 6 | 鍵・付属品の受領 |
| 7 | 立会記録への双方署名 |
立会いの所要時間は1時間程度です。
立会いを省略すると
借主が立会いを拒否したり、遠方転居で立会いができない場合、貸主側のみで確認することになります。このとき:
- 写真記録を詳細に取る
- 第三者(清掃業者・管理会社スタッフ)の立会いを依頼
- 退去精算書を借主に書面送付し、異議申立て期間を設ける
立会いなしで一方的に精算すると、訴訟で覆る可能性があります。
大家・管理会社の実務ポイント
- 立会い日は退去予定日の数日前に確定させる
- 入居時の写真・チェックシートを持参する
- 借主負担になりそうな箇所は事前にリストアップ
- 「経年変化なので大家負担です」と説明できる準備をしておく
- 立会記録に借主の署名をもらう(後日の異議を防ぐ)
- 退去立会代行業者に依頼すれば、専門知識を持つスタッフが対応してくれる選択肢もある