契約・更新やちんまえばらい
家賃前払い
翌月分の家賃を当月中に支払う方式。賃貸借契約の標準的な支払い方法で、月末払い(後払い)よりも貸主側のリスクが低い。
別名: 前払い家賃
前払いと後払い
日本の賃貸借では家賃前払いが圧倒的に主流です。
| 方式 | 支払期日 | 貸主のリスク |
|---|---|---|
| 前払い | 当月末までに翌月分 | 低 |
| 後払い | 当月末に当月分 | 中 |
| その他 | 都度合意 | 高 |
民法第614条は「賃料は、動産、建物及び宅地については毎月末に、その他の土地については毎年末に、支払わなければならない」と定めますが、これは任意規定で、契約で前払いに変更可能です。
前払いの仕組み
- 入居月: 入居日の月の家賃を日割り+翌月分を前払い(合計2ヶ月分)
- 通常月: 月末までに翌月分を支払う
- 退去月: 解約予告期間に応じた支払い
「8月分の家賃は7月末までに支払う」が標準パターンです。
前払い特約のメリット
- 貸主が滞納に早く気付ける
- 翌月の収支予測が立てやすい
- 入居者が滞納感覚を持ちやすい
大家・管理会社の実務ポイント
- 契約書に「翌月分を当月末日までに支払う」と明記
- 月末営業日にすべての入金確認
- 月初に未入金リストを抽出し、督促開始
- 入居月の家賃計算式(日割り+翌月分)を入居時に丁寧に説明
- 退去時に「翌月分が口座振替された」トラブルを防ぐため、解約予告と振替停止のタイミングを管理
- 賃貸管理ソフトで入金管理を自動化すると効果大