契約・更新ふりーれんと
フリーレント
入居開始から一定期間(1〜3ヶ月程度)の賃料を無料にする募集条件。短期解約防止のため違約金特約とセットになることが多い。
別名: フリーレント特約
フリーレントの目的
入居者の初期費用負担を軽減し、客付けスピードを上げるための募集手法です。家賃を下げずに「実質家賃」を下げられるため、家賃下落による物件評価額への影響を抑えられます。
近年は礼金を取らない代わりにフリーレント1ヶ月とする物件が増えています。
フリーレント期間の設定
| 期間 | ねらい |
|---|---|
| 半月〜1ヶ月 | 初期費用軽減で客付け |
| 2〜3ヶ月 | 引越し費用・敷金礼金を相殺 |
| 6ヶ月以上 | 大規模物件・事業用物件の長期契約獲得 |
3ヶ月以上のフリーレントは法人契約・事業用テナントで使われます。
違約金特約とセット
フリーレント分の家賃を「踏み倒し」されないよう、短期解約違約金特約をセットにします。
例:
- 「契約から24ヶ月以内に解約した場合、フリーレント相当額の違約金を支払う」
- 「契約から12ヶ月以内の解約は3ヶ月分の違約金」
違約金は消費者契約法9条で「平均的損害」を超える部分は無効ですが、フリーレント相当額なら有効と判断されやすいです。
大家・管理会社の実務ポイント
- フリーレント期間の家賃減額分は、AD(広告料)と並ぶ実質コスト
- 「家賃下げ」より「フリーレント」の方が、物件評価額・銀行融資への影響が小さい
- 違約金特約は契約書に明記し、重要事項説明書にも記載
- フリーレント期間中の管理費・共益費は徴収するか確認しておく(通常は徴収)
- 入居者にとっては「家賃◯ヶ月無料」の方が「家賃◯円引き」より魅力的に映る